セミナー情報

第10次事業再構築補助金の公募要領が発表になりました。
令和4年度補正予算で可決成立した予算額は5,800億です。

大幅な要件変更で使い勝手が良くなった事業再構築補助金の概要をすべて解説いたします。
また、数多くの案件を採択に導いてきた講師が、採択されるためのキモを分かりやすく解説いたします。

第10 回事業再構築補助金のポイント

1.成長枠（旧通常枠）の売上高減少要件が撤廃される

2.グリーン成長枠の要件が緩和されて使い勝手が向上
温暖化への対応を意識した事業再構築を目指す「グリーン成長枠」は 、要件が緩和されて使い勝手が良くなり 、 従来の要件を「スタンダード」としたうえで 、 要件の緩い「エントリー」という類型が新設されます。

3.大幅賃上げ・規模拡大でインセンティブがある
賃上げと成長に関する上乗せ枠「大規模賃金引上促進枠」と「卒業促進枠」が設けられる大規模賃金引上促進枠では 、事業場内最低賃金の年額45円以上の賃上げ等を達成することで 3,000万円の補助が上乗せされます。

4.廃業費も出る産業構造転換枠の創設
国内市場の縮小といった産業構造の変化などにより、 事業再構築の必要性が高い業種 ・ 業態の事業者に対して新たに「産業構造転換枠」が設けられます。産業構造転換枠は成長枠と比べて補助率が高く、廃業を伴う場合に最大 2,000万円の廃業費が上乗せされます。

5.最大 5 億円のサプライチェーン強靭化枠の創設
部品製造等の国内回帰を進め、国内におけるサプライチェーンの強化と地域産業の活性化に取り組む製造業者に「サプライチェーン強靭化枠」が新設されます。サプライチェーン強靭化枠の補助金額は、ほかの枠よりとりわけ大きく最大5億円です。

6.過去に採択された事業者の2回目の申請が一部可能に
1事業者につき1採択の原則をとってきましたが、10回目以降はグリーン成長枠・産業構造転換枠・サプライチェーン強靭化枠について 、2度の申請・採択が認められるようになります。

7.事前着手制度の対象期間の見直し等
補助金の交付が決まる前から事業に着手できる事前着手承認制度については、対象期間が見直し予定。活用できる事業類型は、最低賃金枠、物価高騰対策 ・回復再生応援枠・サプライチェーン強靭化枠に限定されます。

これまで申請を考えてこなかった方も活用をご検討ください。
また、一部の枠組みについては、2回目の申請・採択も認められますので、過去に採択を受けたことがある方も再度の利用を考えてみましょう！